便潜血反応とは

2025/04/24  がん疾患, 大腸カメラ, 大腸がん検診, 検診異常, 消化器疾患, 消化管疾患,

便潜血反応が陽性とは何を意味するでしょうか。

どのようなことで陽性となるのでしょうか。

便潜血反応が陽性とは、便に微量の血液が含まれていることを示します。目に見える血液ではなく、顕微鏡や特別な検査で確認できる血液が便に含まれている場合に陽性になります。この検査は、大腸がんやポリープ、消化器系の出血を早期に発見するために重要です。

陽性になる原因:

  • 大腸がん:早期に出血が見られることがあり、便潜血反応が陽性となることがあります。
  • ポリープ:良性でも出血を伴うことがあり、陽性結果が出ることがあります。
  • 痔や肛門裂傷:肛門周辺の出血も便潜血反応を陽性にすることがあります。
  • 消化性潰瘍:胃や十二指腸の潰瘍からの出血が原因となることがあります。

便潜血反応が陽性だからといってすぐに深刻な病気があるわけではありませんが、早期発見に繋がるため、精密検査(大腸カメラ検査)を受けることが大切です。

ご心配な方は、かかりつけ医、または日本消化器病学会専門医・日本消化器内視鏡学会専門医である当院にご相談ください。

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