本年度の検診も少しずつ始まり、みなさんのもとに、その結果通知が届くようになりました。
当院にも、一般内科医としての相談や消化器内科専門医としてのアドバイスを求めて、受診していただく方が増えてきました。
最近寄せられるご相談には、血糖値が高めだったのでどうしたらよいか、コレステロールや中性脂肪の値が前年同様に異常値だった、尿酸の値が高めだったなど、生活習慣病を疑う検査結果の相談を受けます。ほかには、肝臓の数値が高かったも多い相談です。血液検査異常だけではなく、検診時の胃カメラや胃バリウム検査、腹部超音波検査(エコー検査)、便検査で異常が見つかったということでご相談をお受けすることも増えてきました。
さまざまな検診で見つかった異常について、追加して専門的な検査が必要なことがありますが、異常が見つかっても、そのすべてでお薬や内視鏡など、何らかの治療が必要になるとは限りません。一方で、多くで生活習慣の改善や減量といった取り組みで、検査異常の回復を期待できることがあります。
検診で何か異常が見つかった場合は、些細な問題でも結構ですので、そのまま放置せず、どうぞご相談ください。